お子さんの遊び道具としてはもちろん、本格的な作品作りでも大活躍のガラス絵の具のカラーインデックスを作りました!
カラーインデックスを作った理由
ガラス絵の具は色展開が少ない
子供たちが工作で手軽に楽しめるガラス絵の具ですが、実は子供だけでなく、大人も十分に楽しめる画材なんです。
ステンドグラス風の作品作りに挑戦している方も多いのではないでしょうか?
ただ、その際ネックになるのが、ガラス絵の具の色が限られていること。
色鉛筆や普通の絵の具のように豊富な色展開が用意されているわけではないので、微妙な色あいを表現したい場合に限界が来てしまうことです。
ガラス絵の具同士を「混ぜる」ことで欲しい色を作れる
そこで試して頂きたいのが、「ガラス絵の具同士を混ぜる」こと。
絵の具のように、ガラス絵の具同士を混ぜることで新たな色を生み出すことが可能なんです。
混ぜる割合で、出来上がりの色合いは変わる
当たり前ですが、混ぜる色同士の割合で、出来上がる色合いは微妙に変わってきます。
また、2色だけではなく、3色以上混ぜていくなどすれば理論上はどんな色でも作り出す事ができるかと思います。
ガラス絵の具は、乾く前と乾いてからでは色が変わる
「混ぜて欲しい色を生み出す」作業でネックとなることが1つあります。
ガラス絵の具は「乾く前の色と、乾いた後の色はかなり違う」ということ。
絵の具のように、混ぜている最中の色がそのまま仕上がりの色と同じなのであれば、イメージしている色になるまでいろいろな色を混ぜていけばよいのですが、
ガラス絵の具は「色が変わってしまう」ため、「乾いてみないと分からない」のです。
今回使用するガラス絵の具

今回は、ダイソーで販売されているガラス絵の具を使用して色見本を作ります。
左から
赤(レッド)
ピンク
肌色(ペールオレンジ)
黄色(イエロー)
白(ホワイト)
水色(ライトブルー)
緑(グリーン)
茶色(ブラウン)
黒(ブラック)
です。
さらに、最近ではゴールドなども販売されているので、こちらも使っていきます。
こちらの記事では、色の紹介が中心になっています。
カラーインデックスの見方

カラーインデックスは、黒以外の8色を基本色として、他の色を一定の割合で混ぜて作っていきます。
左上の1マス(Aのマス)が「基本となる色」です。
Bの一番上の列は、基本となる色へ「混ぜていく色」です。
例えば、上の画像の場合は、「赤が基本色」になっていて、白、ピンク、肌色、黄色、水色、緑色、茶色、ゴールドを順に混ぜていくことを表しています。
それぞれの色の下は、「混ぜた後の仕上がりの色」になっています。
混ぜる割合は3パターン用意しました。
上から
①1:2 (Aに対してBを2倍量使用)
②1:1 (AとBが同量)
③2:1 (Bに対してAを2倍量使用)
の割合になっています。


このように、赤から順に基本色を決めて、他の色を混ぜていきます。
基本色ごとに、アクリルシートを用意しました。
作業が進むにつれて、重複する組み合わせが発生するので(例えば「赤を基本色にしてピンクを混ぜたもの」と「ピンクを基本色にして赤を混ぜたもの」は結果的に同じものになる)、マスはどんどん減っていっています。
全て混ぜ終わったものがこのようになります。
乾燥完了後のカラーインデックス
ガラス絵の具は、乾燥前と後ではかなり色合いが変わります。
それでは、それぞれどのようになったか見ていきます。
赤をベースとしたカラーインデックス




ピンクをベースとしたカラーインデックス


肌色をベースとしたカラーインデックス


黄色をベースとしたカラーインデックス


水色をベースとしたカラーインデックス


緑色をベースとしたカラーインデックス


茶色をベースとしたカラーインデックス

