漢字検定8級

漢字検定8級の漢字を学習しよう!①(知識編)(にんべん・にすい・くちへん・つちへん・おんなへん・ゆみへん・ぎょうにんべん・こざとへん)

漢字検定8級の漢字を「へん」ごとに説明していくよ。
今回は、にんべん・にすい・くちへん・つちへん・おんなへん・ゆみへん・
ぎょうにんべん・こざとへんの漢字を紹介するよ。

くまごろう
くまごろう
まずはひとつずつ漢字の意味や成り立ちを説明するよ。ここをしっかり読んでもらえると、漢字の各パーツがどんな意味を表しているか分かって、この先もぐっと楽になるよ!

亻(にんべん)を使った漢字

亻(にんべん)は、人の動作どうさ状態じょうたい性質せいしつに関係する部首ぶしゅ


8級の亻(にんべん)を使った漢字は

何・休・係・作・仕・使・住・他・体・代・倍



・・・
亻(にんべん)に、「」という「音」を表す文字。
なにか聞きたいとき、「○○です?」と聞くよね。
「カ」という音は、疑問ぎもんや問いかけの時に使われるので、
人がいかける=「なに」という、疑問詞ぎもんしの役割をもつ
漢字になったよ。


・・・
亻(にんべん)に、木。
人が木にりかかっている=「休む」という意味だよ。

人が木に寄りかかって休む状態で「休」という感じが成り立っていることを表すイラスト・・・
亻(にんべん)に、系。
系は、糸でつながっている様子ようすを表すんだ。
「小指の赤い糸」といように、人と人のつながりを表したり、
人と  仕事がつながっている様子を表すよ。人と何かが糸で繋がることで、「係」という漢字が成り立っていることを表すイラスト・・・
亻(にんべん)に、乍。
乍は、物に刃物はものをいれている様子を表すよ。
例えば木を彫刻刀ちょうこくとうっている様子を思い浮かべて。
人が「なにかを作る」という意味になるよ。
作という漢字の成り立ちを説明しているイラスト・・・
亻(にんべん)に、士(さむらい)。
色々な説があるけれど、「士」は成人せいじんした男性とか、
技術ぎじゅつ技能ぎのうを持った人のことを表すよ。


使・・・
亻(にんべん)に、吏。
吏は、中という字と、又が合わさってできているよ。
「中」は記録きろくが入ったつつのことで、「又」はそれを届ける
手を表しているよ。記録きろくしたものを届ける人=使い

使という漢字の成り立ちを説明しているイラスト
・・・
亻(にんべん)に主。
主は火をともして、一箇所にじっととどまっていることを意味するよ。
人がじっと一箇所かしょにいることで、「住む」という意味になるよ。


・・・
亻(にんべん)に也。
也は、もとは「它」という漢字だった。「它」とは、中国で「他の」
という意味。「它」はヘビのことでもあって、へびに会わずに
これたか?=別状べつじょうなかったか?」という挨拶あいさつの中で使われていて、
そこから「它」は「別の」という意味を持つようになったよ。
他という漢字の成り立ちを説明しているイラスト
・・・
亻(にんべん)に本。
本は、木の根元ねもとに一本線を引いて作られた字。木の根元=「もと」
とか、「基礎きそ」という意味をもつ。
人の基礎部分だから、「体」だよ。


・・・
亻(にんべん)に弋(よく)
弋というのは、矢に糸をつけて、飛ぶ鳥の足にからめてるときに
使う道具のこと。かりだけじゃなく、呪術じゅじゅつの道具としても使われて
いた。呪術じゅじゅつで、わざわいを他にうつす=改めるという意味を持って
いるよ。

代という漢字の成り立ちを説明しているイラスト・・・
亻(にんべん)に咅(ほう)
咅というのは、花のつぼみを表していて、咲くときの様子から
「左右に開く」という意味を持っているよ
人の手で物を左右に分けると、物が2つに分かれて(数が)増える
ことから、「増える」という意味を持つようになったよ。

ちなみに、咅は「そむく」という意味も持っているよ。
倍という漢字の成り立ちを説明しているイラスト

冫(にすい)を使った漢字

 

冫(にすい)は、氷や寒さに関する意味をもつ。氷の表面に現れる模様がもとになった。


8級の冫(にすい)を使った漢字は



・・・
冫(にすい)に、夂。
「夂」は糸のはしを結んだ形がもとになっているよ。
そこから、はしっこ」という意味になったんだ
一年の端っこ(最後)で、寒いので「夂」と「冫」で
「冬」になったよ。
冬という漢字の成り立ちを説明しているイラスト

口(くちへん)を使った漢字

 

口(くちへん)は、呼吸や、飲食、言葉など口の動きに関係する意味を持つ。


8級の口(くちへん)を使った漢字は



・・・
口(くちへん)に、未。
「未」は木の若いえだが伸びている様子がもとになっている。
若い枝=まだ「かすかな」存在ということで、「かすか」という
意味を持ったんだ。
口に「かすか」に感じるということで、「味」という意味をもつよ。
味という漢字の成り立ちを説明しているイラスト

土(つちへん)を使った漢字

 

土(つちへん)は、土に関係する意味を持つ。神様を祭った土盛りの形がもとになった。


8級の土(つちへん)を使った漢字は

場・地・坂

・・・
土(つちへん)に、昜。
「昜」は、太陽「日」が地上に上がってくる様子がもとになっている。
土地の神様をまつるために盛られた土に、太陽が上がってくる様子を
合わせた漢字なんだ。
そこから、「太陽が上がってくるところ」=「場所」という意味を
持つようになったよ



・・・
土(つちへん)に、也。
「也」は「他」でも伝えたように、「蛇」という意味を持っている。
蛇のように「うねうねと続く土」ということで、「土地」や「地面」
という意味を持つようになったよ。



・・・
土(つちへん)に、反。
「反」は「厂(かん)」と「又」から出来ている。
「厂」は崖の様子を表している。「又」は「使」で説明したように、
手を表した漢字なんだ。
そこから、崖を手で押し返す(はねかえす)という意味が生まれたよ。
「土(地面)」が「はねかえる」から、「坂」なんだ。
反という漢字の成り立ちを説明しているイラスト

女(おんなへん)を使った漢字

 

女(おんなへん)は、女性や血縁関係(血のつながり)の意味を持つ。ひざまずいて手を組んだ女性の形がもとになった。


8級の女(おんなへん)を使った漢字は

始・姉・妹

・・・
女(おんなへん)に、台。
「台」は「ム」と「口」が合わさってできているよ。
「ム」は農具の「すき」のことなんだ。
「すき」と「口(人間)」から、大地を耕して柔らかくする・
やわらげるという意味をもつよ。
耕して柔らかくするのは農業を始めるためだよね。
(「口」が使われているのは、食べるためのものを育てるからかも?)
だから、「台」は「始める」という意味をもともと持っている。
さらにそこに「女」が合わさることで、女の人が何かを始めたり、
お腹に赤ちゃんを宿やどすこと(命の始まり)を表すようになり、
やはり「始める」という意味をもっているんだ。
始という漢字の成り立ちを説明しているイラスト・・・
女(おんなへん)に、市。
「市」は昔は「姊」の右の部分(シ)と書いていて、
「姊」の右の部分は植物のツルが巻いている上の部分を表しているよ。
それで、「上の」とか「年長の」という意味が生まれた
年長の女性だから、「姉」なんだ
姉という漢字の成り立ちを説明しているイラスト
・・・
女(おんなへん)に、未。
「未」は「味」でも説明したように、若い枝が伸びている
様子がもとになっている。
まだ若い=「年少の」とい意味で、年少の女性だから「妹」だよ。

弓(ゆみへん)を使った漢字

 

弓(ゆみへん)は、弓・矢を射ることに関する意味を持つ。


8級の弓(ゆみへん)を使った漢字は

引・強

・・・
弓(ゆみへん)に、「丨(こん)」。
「丨(こん)」は上下に一本直線が通っている様子で、矢をるときに弓を
引きしぼる(ひっぱっている)動作どうさを表しているという説がある。
それで「ひく」という意味ができたんだ。
また、弓は「曲がった」という意味ももっていて、その曲がった弓を
棒で真っ直ぐになおしている、という説もあるよ。
力をかけて物の形を変える「物をひっぱる」という意味ができた
引くという漢字の成り立ちを説明しているイラスト・・・
弓(ゆみへん)に、ムと虫。
「ム」は弓を手で握る部分。虫は「かいこ」という虫のことで、
蚕の吐き出した糸から作られた「テグス」は、とても強い糸なんだ。
ビーズを通してアクセサリーを作る時にも使われているくらいだよ。
そのテグスを使った弓は、他の弓よりも丈夫(強い)よね。
だから、「強い」という意味を持つようになったんだ。

彳(ぎょうにんべん)を使った漢字

 

彳(ぎょうにんべん)は、道や「行く」という意味を持つ。十字路じゅうじろの形の左半分がもとになった。


8級の彳(ぎょうにんべん)を使った漢字は

後・待・役

・・・
彳(ぎょうにんべん)に、幺と夂。
「幺」は糸の先っぽのこと。「夂」は下向きの足のこと。
(冬の「夂」は糸の結び目なので、違いに注意)
道を進むときに、足に糸がからまって前に進めない様子を表す。
進めないから、ほかの人よりも遅くなってしまうよね。
だから「あと」とか「うしろ」という意味が生まれたんだ
後という漢字の成り立ちを説明しているイラスト
・・・
彳(ぎょうにんべん)に、土と寸。
上の「土」の部分はもともと「之」で、足を表していた。
「寸」は、手でなにかを持っている様子。
二つを合わせると、何かを持って、みとどまっている様子なんだ。
道の途中で踏みとどまっているので、「待つ」という意味が生まれたよ


・・・
彳(ぎょうにんべん)に、殳(ほこ)。
「ほこ」は、「ほこたて」のほこと同じで、武器を表している。
日本の「几」は「つくえ」を表すけれど(キと読むよ)、
この漢字の「几」は中国の字がもとになっていて、羽を立たせた
様子を表しているんだ(ジュと読む)。
「又」は、「使」で説明したように、「手」のこと。
手でなにかを立たせている様子を表して、武器を表すように
なったんだ。
武器を持って道に立つ=城をまもる役人のように、
「やくめ」とか「つとめ」を表すようになったよ。
役という漢字の成り立ちを説明しているイラスト

阝(こざとへん)を使った漢字

 

阝(こざとへん)は、高台たかだい(高い場所)や階段の意味を持つ。段のある丘の形がもとになった。


8級の阝(こざとへん)を使った漢字は

院・階・陽

・・・
阝(こざとへん)に、完。
「完」は「宀(うかんむり)」と「元」で出来ている。
「宀(うかんむり)」は囲いのある建物のことを表していて、
「元」は「丸」という意味なんだ。
丸くて、欠けたところがない建物=「完璧かんぺきな」という意味がある。
阝(こざとへん)は、ここでは土を積み重ねた土壁つちかべ(囲い)を表していて、
壁に囲まれた完璧な建物=頑丈がんじょうな作りのお屋敷やしきという意味になったよ。
高級な「御所ごしょ」という意味もあるんだ。
院という漢字の成り立ちを説明しているイラスト
・・・
阝(こざとへん)に、皆。
「皆」は「比」と「白」から出来ている。
「比」は人が二人並んでいる様子を表していて、
(そこから「くらべる」という意味が生まれている)
「白」は「言う」という意味をもっている。
(白は、頭蓋骨ずがいこつがもとになっている漢字で、骨の色の「しろ」
とか、頭という意味もあるよ。)
二人の人が同じことを「言う」から「みんな」という意味なんだ。
皆(同じ)高さの土の段がつらなっている様子を表しているよ


・・・
阝(こざとへん)に、昜。
「昜」は「場」で説明したように、太陽が昇る場所を
表しているよ。
太陽が昇る段のある丘=「ひなた」という意味になったんだ。


くまごろう
くまごろう
どうかな?漢字って、実は各パーツの意味を足したり、合わせたりして新しい意味ができたりしているよね。まるでパズルのようだよね。パーツごとの意味を覚えてしまえば、他の漢字の意味もどんどん分かるようになってくるよ!



ここで意味を勉強したら、実際にどんな熟語で登場するかを見てみよう。
そして、問題にもチャレンジしてみよう!実践編のページへ
実際にチャレンジして書いてみることが一番大切だよ!

 

ABOUT ME
yumineko
2児の母。2019年の長女の高校受験時、訳あって塾には行かずに自宅学習のみで挑戦することになり、教科書をイチから一緒に読み直しながら勉強を見た結果、偏差値20上昇。 志望校にトップ10位内で合格を果たす。 勉強をみるにあたって感じたのは、教科書の説明には子供には分かりづらい部分が多く、子供にイメージしやすく噛み砕いて説明するのがとても有効だということ。 同じように教科書の内容が分かりづらいと感じている子供たちの ヒントになれば、との思いで「教科書を分かりやすく通訳するサイト」創設。

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